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食の都でワインも急成長!心揺さぶる面白い白がシンプルラベルでリニューアル
生ハム、パルマチーズ、バルサミコ酢、ラグー(ミートソース)など等イタリアの食の都、食材のオールスターが揃うエミリアロマーニャ州。でありながら、ワイン関しては南北の州の遅れを取りいまいち地味な存在だった。それが今や最後のフロンティアとして脚光を浴びている。そのトップランナーの一角が「三つの丘」という名前を冠するトレモンティ。親の代で始まったワイナリーを継いだ息子兄弟はミラノ大学の教授の教えを請い土壌、区画の整理に着手。その後著名なエノロゴ(醸造家)に師事し醸造技術も進化。評価も上がってきた。
ただそこに満足することなく、近年では ジョージアに出向いてアンフォラを用いたワイン造りを吸収するなど、進化を止めない。まだまだどこまで伸びるかわからないワイナリー。白ワインは厚みを持った複雑なもの、赤ワインはサンジョヴェーゼで土地の個性を活かした華やかで綺麗なものをまとめ上げる。常に自問自答し、市場のニーズにも応える姿が見て取れる。
有名産地や品種、ワイン名にとらわれると、後進の興味深い産地を見落としがち。こういうところにこそ面白いワインがあるのが、全州でワインが造られるイタリアの魅力でもあります。
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