生産者情報
一本入魂!世界屈指の巨匠が贈る、飲めば分かるスゴ味ワイン群
地元では浮いても、世界で多いに評価を得たワイン生産者は多い。イタリアのアンジェロガヤ、カリフォルニアのロバートモンダヴィ、遡っては五大シャトーのムートンロートシルト。その中に間違いなく入るのが、 マルセルダイス。それまで、特級畑ばかり持て囃され、ワインには必ず単一の品種名が。そこに、 守りぬいてきた一級畑、そこに植わる混植のブドウを認めるようにと働きかけ、ワイン法を変えてしまった信念の人。
アルザスの土壌は、太古の地殻変動の影響で、世界的にも稀有な土壌構成で、まさに「ブラタモリ」で訪れて欲しいような地質学の宝のようなところだそうです。従来のアルザスワインの様に、品種単位のワインや特急畑の名前をつける商品は、確かに売りやすいかもしれませんが、どうしても画一化されてしまうもの。それがマルセルさんにとっては許せないようで、「もったいない!せっかくこの土地でワインを造っているのに」と言う信念、魂が彼をつき動かしたのでしょう。
それが混植混醸という、今でこそ見直されているものの、世界中でもレアになってしまった前時代の栽培方法をとります。
その分土地の個性を直球勝負で表現することができます。ワインラヴァーがマルセルダイスをアルザスワインの中で語らず「ダイスはダイス」と認識しているところはそのあたりでしょう。
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」「個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」。彼の言葉からもただのやる気や希望などという軽い言葉では片付けられない、文字通り一本入魂、命がけのワイン造りがにじみ出ていますね。当然その姿勢、結果の作品が世界中の飲み手の心もつき動かしているのでしょう。
(Comments©SWLife!+Kira)
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