生産者情報
ソアヴェの名を捨て、ソアヴェを向上させ、ソアヴェの枠を超え評価される世界屈指の革命家
シャンパーニュ、シャブリ、キャンティなどと並んでその名前を冠すだけでワインが売れるほど世に知られた銘醸地「ソアヴェ」。そんな安住の地でアイデンティティーの確立のため、また自らの求める本当のワインを突き詰めるため、ワイン法の規定外での造りを始めたロベルト・アンセルミ氏。それはソアヴェと言う大看板を下ろすことにもつながり、伝統重んじるワインの世界において最初は異端児として見られていました。
ところがその評価は年を追うごとにうなぎ登り。今では他のソアヴェの生産者とは完全に一線を画す独自の、そしてトップ評価の生産者となり、ソアヴェを名乗らないソアヴェの王者となりました。飲み手を一度で惹きつける一撃必殺の「裏ソアヴェ」は、今ではソアヴェの枠も超え、イタリアワインファンなら知らない者はいない、屈指の銘柄です。
それも無理は無い。これだけトロピカルな風味、情報量の多い複雑な味わいを詰め込み、かつバランスを保ち、人に印象を与えるワインは、この価格帯で世界中を見渡しても見当たりません。ちなみに、来日時その「革命児」「異端児」と称されるロベルト氏にお目にかかったが、気難しいのかという予想に反し、美しい女性とばかり話しをしたがる、愛すべきキャラクターの持ち主であった。
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