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ヨーロッパ屈指の歴史!かつてのワインを再現する新体制にも期待
ラベルに描かれているのは12世紀から続くシトー派の修道院。立派な建物その後貴族所有の上巻となり、その後第一次世界大戦の後までは更に、何百年の間修道院修道のワイン作りが続けられてきました。つまりヨーロッパでも屈指の歴史を持つ土地、畑、ワイナリーであります。それは1990年代まで続きました。
その末期、ワインの品質を格段に向上させ、現在の基礎を作ったのはバウマン司祭。ただその司祭も退任が近づき、後継ぎを探していたころ、ワイン造りに情熱を傾け、自らのワイナリーとなる場所を探していたモースブルッカーさんに実質的な譲渡に近い、長期賃貸で引き継がれることになりました。博学のモースブルッカーさんはせっかくのこの歴史あるワイナリーを 完全な近代化はせず、逆に研究を重ねて150年前のワイン造りの再現にも着手。タイムトリップしたようなワインを現代的な解釈で造る面白い試みにも取り組んでいます。
オーストリアのみならずヨーロッパの歴史ある醸造所の中でも、建物の保存も含め、これだけ現在のワインに長年の蓄積が活かされているところはないかもしれません。意欲的な新オーナーのもと、凛とした風格の中にも飲みやすい、そして安定感抜群のこの醸造所の白ワインはオーストリアワインを語る上で欠かせない逸品と言えるでしょう。
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