生産者情報
マニアのこだわりが伝統産地を動かした!短期間で協会の要となった超新星生産者
無類のワインマニアであり、イタリア映画界の著名なプロデューサーであったイタロ・ツィンガレリさんが、料理に合い、自分の理想とするワインを探し求めた結果どうしても巡り会えず、結果自ら造り始めたのがこのロッカ・デッレ・マチエの始まりです。最初に買った土地の内、葡萄畑はたったの2haでしたが、粘り強く畑を拡張、栽培方法を向上させていった結果、初リリースの78年から人気を博し、今ではスタート時の100倍200haもの葡萄畑を所有します。
醸造とともに栽培の研究にも熱心で、殺虫剤がわりに漢方薬を用いるなど、良いと思う技法は世界中から集めてきます。かつてイタリア安ワインの代名詞とも言われたキャンティを、黒ブドウのみを用いてしっかりとしたワインとして再定義、他のワイナリーとともにキャンティクラシコを差別化し品質向上させました。その功績もあって、現オーナーで、イタロさんの息子セルジオさんはキャンティクラシコ協会の会長に就任。当店ではキャンティクラシコ7の一角に数えていますが、現地でも当然キャンティクラシコを語る上では外せない名門と認識されています。
バランスよく、口当たりは優しく、かつ果実の厚みがあるキャンティ・クラッシコはイタリアの各ワイン誌でも好評価を得てきましたが、区画を区切った上級キュヴェから、手ごろな白ワインまで、総合力の高い醸造、栽培を如何なく味わえる作品群です。
(Comments©SWLife!+Kira)
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