“10%Off!”<ポール ブルケール>シルヴァネール レセルヴパルティキュリエール=Paul Bruckert= Sylvaner Reserve Particuliere

シルヴァネールという品種をご存知でしょうか？飲んだことがないという方も多いはずですが、フランスのアルザス地方とドイツのフランケン地方ではメイン級の品種。ですので、この2地方のワインがお好きな方ならご存知という代物
とは言え、アルザスの中では他のピノグリ、リースリング、ピノブランに比べれば、味、存在感ともにやや地味。
アルザスの廉価版でブレンドして作られる「エーデルツヴィッカー」と何が違うのと言うツッコミも受けそうなほどです。
しかしこの品種なかなか使えるんです。ハリや立体感はそれほど無いものの、横にじわっと広がる果実味、後味に軽く出る苦味がアクセントとなり、かつボリュームが邪魔しないため為、実は和食にはぴったりの穏やか系白ワインなのです。そして香りが華やかで、味とギャップがあり、呑みやすさも手伝ってついつい手が伸びます。

アルザスのワインは高いと判っている中で、それでも手頃で満足できる品質の造り手を探していた時に出会ったポールブルケール。その中でも最安値と言うことで日本で売っているアルザスの単一品しては破格なのですが、それでもそこはこの生産者。絶妙なバランス感で、ほどよく仕上がっています。アルザスのワインとしては甘みを抑えスッキリ辛口に仕上げているのも嬉しいところです。

寿司は白身のネタとの相性が良さそうで、後は苦味と相乗と言う意味ではレバーペースト、キノコとの相性、そして面白そうなのは蕎麦との相性です。ペアリングと言う意味では無限に楽しめそうな品種ですので、食卓のいろんなシーンで試してみて下さい。地元のワインバーから1ヶ月弱で20本注文が入ったワインでもあります。