生産者情報
数ある逆境を跳ね除け、日本ワイン屈指の存在に!ピュアな果実味路線に時代が追いついてきた
お伝えすべきストーリーが多すぎて、ある意味悩む生産者。世界的に見ても、他に似たところのない独自性を持つそのが都農ワインです。
果実に向かないとされていた土地をたった1人の農家が開墾し始めたところから始まり、ワイナリーができてから20年。世界の常識である「痩せた土地の方がワイン用ブドウに向く」と言う発想を長年のトライアルの末逆手に取り、堆肥施し成功。今でこそ軽くてピュアなワインが流行ですが、日本らしさ、土地の個性を生かすためあえてアルコールの低い可憐な味わいを、特に赤で表現。その他、全てのワインは地元尾鈴山の麓のブドウを使用。素直で細やか、なのにくせになるその味わいは、飲み手の心をつかみ、リピーターが徐々に増えた結果、今では評価、規模、知名度ともに西日本を代表するワイナリーとなりました。
かつては都農さんのような淡いワインは「薄い」と一蹴される風潮が強かったですが、世界は繊細で旨いワインが流行る傾向にあり、時代が追いついてきた格好です。
このワイナリーを支えているのはブラジルで長年ワイン造りに奮闘していた小畑さんと、店長と同い年、偶然も重なり都農ワインに入り、以降人生のほとんどを捧げている赤尾さん。この2人の根気強い試行錯誤なしにはこのワイナリーは成功は語れません。毎年やってくる台風、樹齢の低さ等など、逆境を乗り越え、時にはそれを逆手にとって、ここでしか育てられないブドウ栽培とワイン造りで、世界に通用する品質を追及してきました。
そのワインと言えばフラッグシップは区画ごとに育てられた素晴らしいシャルドネですが、今は他にもソーヴィニヨンブラン、甲州、テンプラニーリョ、ピノノワール、ビジュノワール、トレッビアーノなど、新しい品種にも意欲的に挑み、それこそ宮崎で、日本でそんな品種育てるの?と言う周りの目を逆手に取ったファンの心をくすぐる挑戦が続いています。気が早いですが赤尾さんのキャリアも残り15年。当店は潰れない限り、ずっと赤尾さんの挑戦を追いかけていこうと思います。
(Comments©SWLife!+Kira)
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